第二東名高速道路の路線図について
第二東名高速道路は現在の東名高速道路にほぼ並行して建設されているもので、
路線図は国土交通省の地方整備局や
中日本高速道路株式会社の公式ホームページの中のコンテンツとして掲載されています。
【参考サイト】マップファン新東名高速道路 ※見やすい路線図です
http://www.mapfan.com/kankou/special/shintomei-shizuoka/shintomei-summary.html
これらの図面の中には現在の工事の進捗状況や
供用開始後の様子などを付記したものもあります。
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現在の東名高速道路も名神高速道路と一体となってわが国の物流の円滑化に貢献してきました。
しかし、交通量が過密となり渋滞が発生しやすくなったほか、
震災や津波などの自然災害を見据えた代替路線として
ダブルのネットワークを強化する必要があることから計画された路線といえます。
第二東名の開通予定ルート
第二東名高速道路は現在のところ、静岡県の御殿場ジャンクションから愛知県の豊田東ジャンクションまでの区間がすでに供用開始されており、
残りの神奈川県の海老名南ジャンクションから御殿場ジャンクションまでの区間の開通が待たれます。
これらの開通予定ルートは急勾配などを避ける必要があることから高架構造やトンネル構造が多用されており、
特に御殿場ジャンクションから秦野インターチェンジまでの区間は、
従来の東名高速道路と比較すると大きく北側に迂回する計画となっています。
静岡方面から走行する場合は神奈川県の伊勢原ジャンクションで既存の東名高速道路と接続しますが、
この周辺は民家が密集しているため、同様に高架構造が用いられています。
第二東名のサービスエリア
第二東名高速道路のサービスエリアは現在共用中の区間内には4か所設置されているほか、パーキングエリアを合わせれば合計で9か所ほどになっています。
設置される場所によって違いがありますが、ドライバーにとって十分な休憩のスペースとなるように、
大規模な駐車場に加えて地元産品を並べた売店やフードコートなどが併設されているほか、
ガソリンスタンドをはじめとするさまざまな施設も設置されています。
震災などの自然災害に対応したヘリポートなど、
多目的に利用できる施設が存在している点も特徴です。
この中にはスマートインターチェンジとして、ETCシステムを利用して
高速道路を走行する車両限定で利用できるゲートを有するものがあります。
第二東名のインターチェンジ
第二東名高速道路のインターチェンジとして現在供用されているのは、ETC専用になっているものも含めて14か所ありますが、
既に事業化が進んでおり早期に供用開始の見込みが立っているところも別に存在しています。
国道129号と神奈川県内で接続する厚木南などは2017年度中にも供用開始を予定しています。
そのほかについても2020年度を目処として順次供用が開始される計画です。
また周辺の地形や既存の高規格幹線道路との接続の都合から、
本線からは大きく外れた清水連絡路や引佐連絡路の途中に設置されているものもあります。
スマートインターの中には上下線の双方向の利用ができずに一方だけの利用が可能なものもあり、例外的といえます。
海老名南ジャンクションについて
海老名南ジャンクションは神奈川県内で新東名高速道路と首都圏中央連絡自動車道とを接続し、2017年度中には供用が開始される見通しとなっています。
既存の東名高速道路よりも位置的には南側にあたり、相模川沿いに設置されます。
このことによって神奈川県から埼玉県を経由して千葉県までを大きく環状に結ぶルートとのネットワークが生まれることから、
交通量の分散や所要時間の短縮などの効果が見込まれます。
首都圏中央連絡自動車道を北上すれば既存の東名高速道路のほか、
中央自動車道や関越自動車道、東北自動車道などとのアクセスも容易です。
さらに南側には新湘南バイパスや横浜湘南道路があり、目的地に向かうルートの選択肢が増加します。
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